バイト先に掛け持ちしていると言うべき?

掛け持ちすることを伝えておいたほうが良い理由

バイトをしている人の中には、1つのバイトだけだとあまり稼げないとか、時間を有効に使いたいといった理由から、いくつかのバイトを掛け持ちしている人もいます。
他のところでも働いていると言うと印象が悪くなってしまうと思うことから、掛け持ちについて内緒にしているケースも多いです。
しかし、実際のところはバイトの掛け持ちは上司に言っておいた方が無難なのです。
どうして言った方が良いのか、実際に掛け持ちバイトをしている大学生のJさんに聞いてみましょう。

A.今私は2つのバイトを掛け持ちしています。
夏休みなどの時間がある時には、3つくらいする時もあります。
どのバイトにも掛け持ちしていることは、すぐに言うようにしています。
そうすることで、シフトを上手に組んでもらえるようになるからです。

この曜日はこちらのバイト、別の曜日はこの職場と決められますので、予定がはっきりとして分かりやすいです。
シフトを決める店長としても、決まった曜日は入ってくれると思うので、むしろシフトを決めやすいと言ってくれています。
また、本来なら休みの日にシフトを無理に入れられることがなくなりますので、困ることもありません。

職場にもよるのかもしれませんが、意外と他の職場について同僚や上司から聞かれることもあって、話のネタになります。
別のバイトではこんな感じで仕事をしているとか、時給はいくらだという話になります。
掛け持ちをし始めた頃は隠していて、なんとなく隠し事をしているという後ろめたい気持ちがあったのですが、オープンに話せると気持ちも楽になります。

同業の掛け持ちは注意した方がいい

ただ、掛け持ちで注意した方がいいなと思うのは、同業のバイトが禁止されていることがあるという点です。
これは業種だけでなく、会社の方針にもよります。
掛け持ちをすると、別の会社に自社の情報が漏れてしまうことがあるからです。
それぞれの会社でいわゆる企業秘密の、ビジネスをする上での重要情報がありますので、こうしたものがバイトによって漏れることがないように明確なルールを作っているわけです。

こうした掛け持ち禁止のルールを破って働くと、当然その会社からは解雇されてしまう可能性が高いです。
下手をすると、情報漏えいをしたのではないかと疑われて損害賠償を求める訴えを起こされるリスクさえあります。
そのため、掛け持ちを前提でバイト先を探しているのであれば、最初から掛け持ちができるかを確認しておいた方が無難だと思います。
また明確に禁止としていないとしても、掛け持ちをしているバイトには特定の仕事をさせないといった方針の会社もありますので、よくチェックしてからバイトを始めるべきです。