残業代が出ないとき、誰に相談すればいい?

残業代が出ないとき、誰に相談すればいい?

バイトの残業代はとても大きい

バイトをしていて定時に必ず仕事が終わるということはなかなかありません。
終了時刻よりもオーバーすることの方が多いです。
その際、残業をすれば残業手当が支給されます。

ただ、実際にはすべてのバイト先で残業手当がつくわけではありません。
残業代も一度の勤務では少しのものですが、それが重なるとかなりの金額になります。
もしも残業代が支払われていないという状況が続くようであれば改善することが望ましいです。

数分でも残業は手当がつく

勤務が終了後、ちょっと仕事を頼まれるということもあります。
本来、残業というのは1日ごとに1分以上あれば計算をして支払われるべきものです。
さらに、一か月の時間外労働勤務は合計が30分未満の場合には端数は切り捨てて30分以上の場合には端数を切り上げるということが労働基準法で定められています。

ただ、バイト先によっては事前に残業することがわかっていたり想定されていたりするために残業手当が既に含まれている場合があり、この場合は残業をしても一定時間残業代がつきません。
残業手当がついていないにもかかわらず残業代がもらえていないという場合には残業代を請求することが可能です。

もしも残業代がもらえなかったら

もしも残業手当がついていないことを上司に話しても残業手当をつけてもらえないという場合には労働基準監督署に相談をすることができます。
中には相談をすることで面倒なことにならないかと不安になる人もいますが、残業手当をもらえるのは正当なことです。
バイト先の中には少しでも経費削減するためにあえて残業手当をつけない悪徳なところもありますからきちんと交渉しても改善しない場合には労働基準監督署に指導をしてもらいましょう。

労働基準監督署際に問い合わせをする際、ただ残業代がついていないという旨を伝えるだけでは難しく証拠が必要です。
そこで、タイムカードのコピーを取っておいたりタイムカードがなければ自分で残業時間と残業内容のメモを作ったりしておきましょう。
アルバイトを始める際は誰もがこのようなトラブルになることは想定していません。
そのため働きだしてすぐの記録は残していないという人も多いです。
しかし、万が一の時のため働き始めからきちんとタイムカードの記録を残しておいたり手帳にメモを残したりして給与との照合をしてきちんと残業手当が受け取れているか確認することを習慣づけておきましょう。