内職バイトって実際どう?

内職とは?どんな仕事の内容?

内職というと、在宅ワークをイメージする人は少なくありません。
自宅で作業ができるという点ではどちらも共通していますが、内職は在宅ワークとは若干仕事の内容が異なります。
内職とは、企業に雇用されて働く労働形態で、会社が提供する原材料を元にして組み立てや加工といった作業を行うバイトです。
家内労働法が適用されるお仕事で、最低限の労働環境や賃金が保証されているという特徴があります。

具遺体的にどんなお仕事があるかというと、封筒やはがきにシールを貼ったり、商品に値札を付ける作業、またダイレクトメールを封筒に入れる作業などがあります。
電子部品のネジを留めたり、三角くじを折ったり、バインダーやフラワーアレンジを完成させるお仕事もありますが、どれも基本的には単純作業です。
ちなみに在宅ワークは、パソコンやスマホを使ったテレワークやリモートワークが多く、データ入力やアンケートモニターのような簡単なお仕事から、プログラマーが業務委託で働くお仕事など、多岐にわたります。

報酬はどのぐらい?

内職のお仕事は難しい知識やスキルが必要なものはほとんどなく、どれも一つの作業が数秒程度でできる単純作業が大半です。
報酬は時給ではなく出来高制で受け取るバイトが多いのですが、単価はそれほど高くありません。
紙を折るだけのお仕事などは、単価が1円以下という仕事もあります。
一方で、はんだ付けをしたりアクセサリーを組み立てるお仕事などは、内職でも単価は若干高めとなることが多いです。

実際に内職をしている人がどのぐらい稼げるのかという点ですが、報酬の単価と作業の効率性、そしてどのぐらい作業できるかによって大きく異なります。
しかし大半は在宅ワークほど稼げるバイトはなく、毎日数時間の労働をしても報酬は月に1万円~3万円程度という人が多いです。

メリットとデメリット

内職のメリットは、隙間時間でさっと作業できるという点です。
赤ちゃんがいたり介護で忙しい人でも、少し手が空いた時間を活用して稼げるという点はライフスタイルによっては大きなメリットと言えます。
また、ケガの治療で動けない時でも内職なら稼ぐことができます。

何も考えずに作業をすることは、ストレス解消の効果もあります。
嫌なことを考えない時間を作りたい人にとっては、内職は意外と効果が大きなストレス解消法かもしれません。
内職は指先を使う作業が多いため、高齢者にとっては脳トレ的な効果も期待できます。
決して楽しい作業ではないものの、毎日の日課として内職をすることで脳を刺激し、認知症防止に役立ててはいかがでしょうか?

デメリットは、単価が低いために頑張っても報酬が少ないという点です。
また仕事は単純作業なので、飽きやすい人にとっては向いていないかもしれません。
ノルマがある点も内職のデメリットの一つと言えるでしょう。