テスト期間でも休ませてくれない

事前に伝えることは重要

大学生にとってのバイトは、学業よりも優先順位が高くなることはありません。
そのため試験期間中にはバイトを休みたいという学生は少なくありませんし、多くの職場はその点を理解しています。
しかし中には、テスト期間中なのに休ませてもらえないケースがあります。
原因はいくつか考えられるでしょう。

1つ目の原因は、事前に伝えていなかった場合です。
すでにシフトを組んでしまっており、代わりが見つからないから休めないと断られてしまうのです。
多くの職場では月単位でシフトを組むので、休みをもらいたいときにはシフトを組む前のタイミングで伝えることがとても大切です。

2つ目の原因は、繁忙期です。
試験期間が仕事の繫忙期と重なってしまうと、学生でも休みをもらうことは難しいでしょう。
この場合、そのバイトは学生には適していないと考えられます。
繁忙期も試験期間も毎年同じ時期にありますから、バイトを変えたほうが良いかもしれません。

無理強いさせられるならブラックバイトの可能性アリ

前もって職場には休みたい旨を伝えたにもかかわらず休ませてもらえない時には、ブラックバイトの可能性を考えたほうが良いかもしれません。
休ませてもらえないだけでなく、休んだら罰金だとかペナルティを与えられるなどの脅しが含まれる場合には、ブラックバイトの可能性は高いと言えるでしょう。
もしもブラックバイトかもしれないと思ったら、そのまま働き続けていても自身にとってプラスになることは少ないと考えるのが賢明です。
労働基準監督署や労働相談センターなどに相談して、できるだけ早く辞められる手続きをしましょう。

ブラックバイトで働く学生が一人でクヨクヨ悩んでいても、解決できる確率はそれほど高くありません。
相手は百戦錬磨のプロなのです。
自身を守るために、必ず公的な機関に相談してしっかりと法的に解決することをおすすめします。

余計な問題が起きる前に確認することが大切

バイトをする学生の多くは、試験期間中に休ませてもらえるかどうかという点は気になるものです。
もしもこれからバイトを探すなら、面接の際に試験期間中は休みたい旨を伝えておくという方法がおすすめです。
また、試験期間は前もって分かっているわけですから、できるだけ早いタイミングで職場に休みが欲しいと伝えることも重要です。
その際には、試験期間なので何時から何時までの何日間を休みたいと、具体的な日程と共に伝えましょう。

職場に伝える際には、休憩が終わった直後や仕事が終わる直前など、あまり忙しくないタイミングを選ぶことも大切です。
あまり忙しい時に相談しても、後にしてと言われたまま忘れられてしまう可能性があります。